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ファンダメンタル取引とチャート検証の違い

ファンダメンタルにもとづく取引が正しいと仮定した上で話をすすめます。
(日常を飛び交う材料が、相場の動きに影響を与えるから、その材料を早く正確にたくさん仕入れた
ほうが有利だと仮定します)
 
ファンダメンタルによる売買がひと段落したとき、株式でいうところのゴールデンチャートや過去データ
を見直したことは、誰しもあるかと思います。チャートを眺めながら平行線を引いて、これが指示線、
これが抵抗線などと分析しながら、このとき買っていれば、どうしてあのとき売らなかったのかと、悔や
んだこともあるでしょう。
 
そこで、価格データを紙の上に書き出して、翌日以降の価格を分からないように隠し、仮想売買を
したことはないでしょうか? 現在では、デモトレードと呼ばれて、たくさんの取引先で採用されて
いますが、10年前というとまだそれほど便利な状態ではなかったはずです。
 
実際に、紙の上に前日比を書き出して、いくらくらいで反発しているから、○円あたりになったら買い、
○円以上は圧力があるみたいだから、売りラインだとか、実験した方もいるでしょう。
 
(ここから持論になります)
 
過去のデータを検証するときと実際のファンダメンタルで取引するときとで異なるものは何でしょうか?
まず気付いたのが、売買を判断するのにかかる時間です。ファンダメンタル分析を根拠とするトレード
では、材料をよく分析していたはずです。A社が新製品を開発した。960円ラインを超えるだろうか?
B社に多額の負債のあるのが発覚した。市場はどのように評価するだろうか? などというように、
 
こういった検証をしていて、あるとき気付いたことがあります。
売買判定にかかる時間がとても異なることに。データ検証中の売買判定に掛かる時間は、わずか
数秒でした。ところが、ファンダメンタルの実トレードでは、夜中の2時・3時ごろまで考え続けたことも
ありました。売買判定は、売るか買うかのふたつしかないのに、考えるんですね。
それで、実トレードの結果とデータ検証での売買結果が、ほとんど変わらなかったわけですから、
根本的に考えるべき対象を間違っているのではないかと判断したのです。
 
第一、過去データの検証からは、日付が変わるときに、どんなニュースが流れたか、何があったか
まったく考えていません。1週間や2週間前の出来事なら、何となく覚えているでしょうが、数ヶ月前
だと、何月何日にどの企業で何が起こったということなど、誰も考えていないわけです。
 
すると、過去データ(主にチャートや価格データ)による仮想売買には、ファンダメンタル分析が欠落し、
実トレードにおける悩みや、売るか買うかを部屋の中を歩き回りながら考え続けたことなど、まったく
反映されなくなります。検証でやっていることが生かされていないのではないか? 根本的に誤った
ことをしているのではないかという気になったのです。
 
(ファンダメンタルと非ファンダメンタルのどちらが、より正しい手法かを問題にしているのではなく、
過去のデータの検証を行う場合と、実際にファンダメンタルで取引を行うときとでは、何が違っている
のかということに触れています。演習と実践で異なることをやっていて、意味があるのか? 変な例え
になりますが、ゴルフに出場するのにバットの素振りをやっていて大丈夫か? ということです)
  
 
    
 
 
 
 
 
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